持分。そもそも持分って何のこと？
持分会社という名前がついているこの会社形態ですが
その頭についているこの「持分」とは一体
何のことを言っているのでしょうか？
持分会社の理解を深めるために勉強してみましょう。
ズバリ、持分とは会社の所有権のことを指します。
もっと具体的に言えば、株式会社であれば株式の所有権
のことであり持分会社であれば社員たる地位のことです。
言っていることは同じなんですが解りやすく表現する
ためにこのように書きました。
会社の社員となると、その会社の経営方針や
誰にその会社の経営を任せるのかといった
重要事項を決定する権利を得る
ことになります。
この会社の重要事項の決定に首を突っ込むことができる権利
のことこそ”持分”という概念なのです。
この持分は、その会社に対して出資をすることによって
得ることができます。
株式会社であればその株式会社の株式を購入
することによって持分を得ることがぢ来ますし、
持分会社であれば有限責任社員・無限責任社員
として出資をし、その会社の社員となることによって
持分を得ることが可能となります。
要するに、その会社に対して銭金を出した人がその会社の持分を得る
ということになります。
金金金と何ともいやらしい感じに聞こえるかもしれませんが、
そもそも持分会社や株式会社は営利目的、
つまり金儲けのために設立されるものですから
銭金の大小で色々なことを決定したり権限を
与えたりした方がシンプルで何かと便利なのです。
ただ、持分会社の場合
仲間意識というモノを重んじる小規模の会社
ということを建前としていますので、この持分の配分や
権限についても柔軟に決定することが
できるように配慮されています。
金を多く出したほうが勝ちという株式会社の権限決定の
ようにドライなものにはなっていません。
この点については別のページにて解説しています。
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