そもそも「持分会社」ってな〜に?
いきなり答えを言ってしまえば持分会社とは、
合名会社、合同会社、合資会社といった3つの類型がある会社形態の総称
なので、「〇〇〇株式会社」や「〇〇〇有限会社」といったように
「〇〇〇持分会社」というものが存在するわけではありません。
これだけではよくわからない、という方は下の
記事にもっと詳しい解説を読んでみてください。
合名会社、合同会社、合資会社。持分会社の基礎事項
|
|
|
|
合同会社・合名会社・合資会社について
合同会社の基本的な事項はこちらのページで解説していきます。合同会社は、持分会社の中でも最も株式会社に近い存在と言えるのかもしれません 続きを読む>> |
|
|
持分会社とは?基本的事項。記事一覧
持分会社とは、合同会社・合名会社・合資会社という3つの種類の会社形態の総称で、知名度こそ高くありませんが株式会社と同じように会社法という法律で認められたれっきとした営利追求型の法人です。この持分会社である合名会社や合資会社という法人形態は以前から存在していましたが、使い勝手が悪く有限会社などの法人形態に比べ使用されること無くその制度のみ存続したままでいました。しかし、平成18年の民法・商法などの大...
無限責任社員と有限責任社員、聴きなれない言葉かと思いますが持分会社を理解していくにはこの2つに制度は大事なものとなっています。他のページでも説明していますが、ここでいう”社員”というのは、その会社に出資をした会社の所有者を指す表現となっています。決して、その会社で働いているサラリーマンやOLのことを言っているのではないのでご注意ください。さて、本題に移ります。この持分会社に特有の無限責任社員という...
持分会社には「無限責任社員」や「有限責任社員」という、負っている責任の違う会社の所有者たる社員という存在があります。この持分会社の社員というのは、経営者という立場を兼任することを建前としていますので本来自然人がなることが普通とされています。しかし、自然人たる個人が追える責任には限界があることも事実であるため、基本的に社員が全責任を負うことを基本とする持分会社では追える責任に限界ができてしまい、現実...
持分会社という名前がついているこの会社形態ですがその頭についているこの「持分」とは一体何のことを言っているのでしょうか?持分会社の理解を深めるために勉強してみましょう。ズバリ、持分とは会社の所有権のことを指します。もっと具体的に言えば、株式会社であれば株式の所有権のことであり持分会社であれば社員たる地位のことです。言っていることは同じなんですが解りやすく表現するためにこのように書きました。会社の社...
持分会社の中でも合同会社について詳しく解説していこうと思います。合同会社という会社形態は社員全員が”有限責任社員”で成り立っている会社のことを言います。会社所有者たる社員全員が有限責任しか持っていないことから、株式会社と最も近い組織構造をとっていると言えます。合同会社の場合は、無限責任社員の存在は必要としていませんので、最低限1人の有限責任社員がいれば存続は可能ということになり所謂社長1人だけの「...
合資会社というモノは他の持分会社よりも少しだけ複雑な構造を取っています。合同会社の場合は「有限責任社員のみ」というモノですし、合名会社の場合は「無限責任社員のみ」というものでした。しかし、この合資会社には有限責任社員と無限責任社員という2つのタイプの社員が共存してます。有限責任社員と無限責任社員という2つのタイプの社員がいることが、合資会社の要件となっているのです。このように2つのタイプの社員が存...
合名会社は、数ある会社の形の中でももっとも設立することが簡単な会社の形と言えるのではないでしょうか。合名会社には無限責任社員しか居ません、無限責任社員のみで構成されている種類の持分会社が合名会社であるということになります。通常であれば会社を新規で設立しようとした場合それなりの資金というモノを用意しなければなりません、その用意した資金を会社の資本金として出資しなければなりませんのでそのようなことにな...