有限会社のような小さなが株式会社の作り方〜非公開会社にする〜
旧法において有限会社というモノは
「閉鎖的で小規模の会社
」というような定義であったようです。
もう少し砕けた表現で言えば
「仲間内や家族といった信頼関係がある特定の
人たちだけで、小規模のビジネスを行う会社」
といったようにいえると思います。
ですが、多くの不特定多数の人から”株式”を発行
したくさんの資金を集めて大規模なビジネスを展開
していくことが建前となっている株式会社では基本的
に特定の人だけがその会社の所有者たる社員(株主)
となることは例外的な事なのです。
現行の会社法でも、株式誰でも買えるようにすること
が原則となっていることからもそのような事がうかがえます。
しかし、新しい会社法の中では
「株式を非公開とすることが出来る」
とされていて、一部の人が設立する
株式会社の株式を独占して所有する
ことが例外的ではありますが許容されて
いるのです。
このような一部の人のみが所有することが
出来る株式を「非公開株式」と言います。
株式を所有していることが株式会社の社員たる証
ですから、設立する株式会社の発行する株式を
すべて非公開株式にすることで、見ず知らずの他人
が株主となりその会社の経営に首を突っ込んでくる
ようなことはできなくなりますので
「仲間内や家族といった信頼関係がある特定の人たちだけで、ビジネスを行う会社」
というモノが実現できるのです。
ですが、上にも述べましたが、株式会社の株式というモノは
金さえ出せばだれでも買えることが原則となっていますので、
全株について非公開株とするには定款において
“この会社は全部の株式について非公開としていますよ”
という例外的な規定があることを明記する必要があります。
定款に株式をすべて非公開としていますということを明記し、
法務局で公開されることによって
非公開会社となる株式会社とすることが出来ます。
これが第2のポイントです。
<<戻る 有限会社のような株式会社の作り方〜適法に作れるのか?〜
合名会社、合同会社、合資会社。持分会社が解る!トップページに戻る
有限会社のような小さな株式会社の作り方〜非公開会社にする〜関連ページ
- 適法に作れるのか?
- 合名会社、合同会社、合資会社という3種類の「持分会社」という会社形態についてなるべくわかりやすく解説することを目的に作ったサイトです。まだまだ縁の薄いこの合同会社などの持分会社について知りたいと思っている方向けのサイトになります。
- 1人会社にする
- 合名会社、合同会社、合資会社という3種類の「持分会社」という会社形態についてなるべくわかりやすく解説することを目的に作ったサイトです。まだまだ縁の薄いこの合同会社などの持分会社について知りたいと思っている方向けのサイトになります。
- 資本金は1円あれば十分
- 合名会社、合同会社、合資会社という3種類の「持分会社」という会社形態についてなるべくわかりやすく解説することを目的に作ったサイトです。まだまだ縁の薄いこの合同会社などの持分会社について知りたいと思っている方向けのサイトになります。
- 他人を徹底的に排除
- 合名会社、合同会社、合資会社という3種類の「持分会社」という会社形態についてなるべくわかりやすく解説することを目的に作ったサイトです。まだまだ縁の薄いこの合同会社などの持分会社について知りたいと思っている方向けのサイトになります。