法人とは?サルでもわかる基礎知識
法人、テレビや新聞などではよく耳にする機会も
多いこの言葉ですが、この法人という制度について
詳しく知っているかと問われると自信がない…
法律によって作られるこの”法人”を、
できるだけわかりやすく解説します。
そうなんです、法人とは法律によって人間と同じように
権利を得たり義務を負ったりすることが許された
”法律上の人のようなもの”
なのです。
法律によるお墨付きを頂くことによって、
権利や義務を負うことを許された組織、
それが法人なのです。
ではなぜこのような法人というものを作る必要があるのでしょうか?
民法では、
権利を得たり義務を負うことができるのは基本的に1人1人の人間のみ
と考えていて、その考え方を基本にほとんどの
法律が作られています。
この権利や義務といったものの中には、モノを売る権利
や商品の代金を支払う義務などがあります。
このような1人1人の人間の権利と義務が法律という
ルールによって決まられているので、私たちは安心して
商売などの経済活動をすることができるのです。
しかし、この権利義務の主体は1人1人の人間のみという
基本を守り続けたとしたらグループ同士などの規模の大きな売買や
たくさんの人を相手にした取引をする際には大きな
問題が発生してきてしまいます。
人間1人1人だけしか権利義務の主体になれないとすると、
グループ同士の取引だったとしてもその
グループの代表者がグループ全体の権利と義務を
背負わなければ取引ができないという事態になってしまうからです。
大きな組織同士の取引ともなると支払う金額などの
莫大な額になってきます。そうなると個人が背負うこと
ができる限界をこえてきてしまいます。
また、1つの組織が多くの人を対象に取引をする場合も、
その組織と取引をしたい場合、その組織に属する誰か
一人と契約を結ばなければならないということになってしまい、
何かトラブルが起きた場合その組織に責任追及することができず、
直接契約を交わした組織に属する個人に対してしか
責任追及ができなくなってしまいます。
Point3に書いたような不都合をなくそうという趣旨で
、組織というものを認める必要が出てきました。
ただ、何でもかんでもすべての組織体を権利義務の
主体としてもいいということになると、悪い事をして
儲けようというケシカランやつらに悪用されてしまう
ことも考えられます。
そこで、
法律というルールによって定めた方法によって適正に
設立された組織を法律上1人1人のの人間のように
権利や義務を負うことができることにしよう
となったのです。
このように、
法律上一個人のように権利義務の主体となることを許された組織体のことを法人という
ことになったのです。
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