会社の所有者(社員)って何者?具体的には誰のこと?
会社法上において”社員”とは、その会社を所有している
人達のことをさす言葉であるということをSTEP2で示しました。
ではその会社の所有者たる社員とは具体的に
誰のことを言っているのでしょうか?
ここまで来てやっと株式会社と持分会社の違い
のようなものが見えてきます。
この社員の違いにこそ持分会社と株式会社のの違いが出ているのです。
他のページで株式会社と持分会社の違いについては
ふれていますので、ここでは会社法上の社員がいったい誰なのか
という部分をしっかりと説明したいと思います。
会社法では、会社を所有している人というのは
その設立した、若しくはされた法人に対して
出資をした人がその会社を所有している
というふうに解釈しています。
つまりその会社にたいして金を払っている人がその会社の所有者
ということになっているということです。
もちろん、お客さんとしてその会社に対してお金を払った
という意味ではなく
会社を運営していくうえで必要となるお金を支払った人
という意味です。
会社法では、この会社に対して出資をした人だけが
その会社の唯一の社員でありその会社の運営を
決定できる全権を持った人というふうになるように
工夫されています。
つまり、
会社法上の社員というのはその会社の中で最も偉い人
ということとなります。
もちろんこの社員同士の中にも優劣というモノはあるのですが、
一般的に思われているように会社で一番偉い人というのは
社長ではなく全権を握る社員なのです。
雇われ社長というモノを聞いたことがある方もいるかと思いますが、
この雇われ社長を雇っているのは
他でもないこの社員なのです。
実際には「会社所有者(社員)=社長」という具合に
兼務している場合が多いのですが、まさに社員はその
会社の組織構造のトップに君臨する重鎮ということが言えます。
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